デトロイト奪還の鍵となった戦いとは
米英戦争(1812年~1815年)において、アメリカ軍がデトロイトを奪還できたのは、エリー湖の戦い(Battle of Lake Erie)の勝利によるものでした。
デトロイト陥落の経緯
1812年8月、アイザック・ブロック将軍率いるイギリス軍とその同盟者である先住民族部隊は、わずかな兵力でデトロイト要塞を攻略し、ウィリアム・ハル将軍指揮下のアメリカ軍を降伏させました。この「デトロイトの戦い」自体は、アメリカ軍による都市の奪還にはつながりませんでした。
エリー湖の戦いとデトロイト奪還
その後、イギリス軍は1813年までデトロイトの支配権を維持し続けました。転機となったのは1813年9月10日のエリー湖の戦いです。オリバー・ハザード・ペリー海軍大佐率いるアメリカ艦隊が、イギリス海軍に決定的な勝利を収め、エリー湖の制海権を確保しました。
この勝利により、イギリス軍は補給線を断たれ、デトロイトおよびカナダ国境地域からの撤退を余儀なくされました。これを受けてウィリアム・ハリソン将軍率いるアメリカ軍はデトロイトを無血で奪還することに成功し、さらにカナダ領内へと進撃していきました。
まとめ
したがって、デトロイト奪還の直接的な契機となったのは、エリー湖の戦いにおけるアメリカ海軍の勝利でした。この戦いは米英戦争における重要な転換点の一つとされています。