北米植民地時代の初期に建設され、後にアメリカ合衆国の発展を支えることになった主要な港町は数多くありますが、その中でも特に重要なのがニューヨーク市とボストンです。それぞれの誕生の歴史を見ていきましょう。
1. ニューヨーク市
ニューヨーク市は1624年、オランダ人入植者によって「ニューアムステルダム(New Amsterdam)」という名で建設されました。ハドソン川の河口という交易に理想的な立地に恵まれていたため、瞬く間に重要な貿易港として発展します。
その後、1664年にイギリスの手に渡り「ニューヨーク」と改名されましたが、商業都市としての勢いは止まりませんでした。18世紀にはイギリス領植民地の中でも最大級かつ最も重要な都市の一つとなり、経済と文化の中心地としての地位を確立していきました。
2. ボストン
ボストンは1630年、イングランドから宗教的自由を求めて渡ってきたピューリタン(清教徒)たちによって建設されました。当初は、街が3つの丘の上に築かれていたことから「トリマウンテン(Tri-Mountain)」と呼ばれていました。
ボストンもまた天然の良港に恵まれていたため、漁業や海運業を中心に急速に発展し、主要な貿易港へと成長しました。18世紀にはニューイングランド地方の中心都市として、イギリス植民地で最も重要な都市の一つに数えられるようになりました。
まとめ
オランダ人によって建設されたニューヨークと、ピューリタンによって築かれたボストン。この2つの港町は、それぞれ異なる背景を持ちながらも、貿易の拠点として大きく発展しました。そして両都市とも、後のアメリカ独立革命において重要な役割を果たすことになります。