オーストラリアの人口の大多数は、国土の沿岸部、とりわけ東海岸や南東部に位置する都市部に集中して住んでいます。実はオーストラリアは世界有数の都市化が進んだ国であり、人口の約9割が都市部で暮らしているとされています。
人口の過半数を占める五大都市
オーストラリア最大の都市は、人口約500万人を擁するシドニーです。次いでメルボルンが続き、ブリズベン、パース、アデレードがこれに続きます。これら五大都市には国の人口の半分以上が居住しており、経済活動や文化活動の中心地として重要な役割を果たしています。企業の本社や金融機関、大学などの教育機関もこれらの都市に集積しており、国内経済を牽引する存在となっています。
内陸部には広大な過疎地域が広がる
一方、大都市以外の人口は、小規模な町や農村地域に点在しています。内陸部の多くは乾燥した気候のため居住に適さず、「アウトバック」と呼ばれる広大な過疎地域が広がっています。そのため、オーストラリアの人口密度は1平方キロメートルあたり約3人と、世界でも最も低い水準にとどまっています。
このように、オーストラリアの人口分布は極めて偏っており、高度に発展した都市生活と広大な未開の大地が共存するのが同国の大きな特徴といえます。