オセアニアの歴史

第一次世界大戦で崩壊・分裂した2つの帝国とは?

第一次世界大戦の結果、崩壊して分裂した2つの帝国は、オスマン帝国とオーストリア=ハンガリー帝国です。両帝国ともかつては広大な領土を支配する大国でしたが、大戦での敗北により解体への道をたどりました。

1. オスマン帝国

オスマン帝国は、中東から北アフリカにかけて広範な領域を支配していた歴史ある大国です。しかし、第一次世界大戦で中央同盟国側について参戦し、敗北したことで帝国は解体されました。

その領土は戦勝国である連合国側によって分割され、イギリスとフランスがシリア、レバノン、イラク、パレスチナなど地域の大部分を委任統治という形で支配下に置きました。この領土再編は、現在の中東各国の国境線の原型を形作ることになりました。

2. オーストリア=ハンガリー帝国

オーストリア=ハンガリー帝国は、ヨーロッパにおける列強の一つとして中央ヨーロッパに大きな影響力を持っていました。しかし、大戦の敗北と帝国内部の民族運動の高まりにより、1918年に帝国は崩壊します。

その結果、帝国の領土は複数の独立した民族国家へと分裂し、オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキア、そしてセルビアなどを中心としたユーゴスラビアといった新しい国家群が誕生しました。これにより、中央ヨーロッパと東南ヨーロッパの政治地図は大きく塗り替えられました。