第一次世界大戦と中立国
第一次世界大戦(1914年~1918年)は、ヨーロッパを中心に30か国以上が参戦し、世界中に甚大な被害をもたらしました。しかし、そのような激動の時代においても、戦争への参加を避け、中立を貫いた国々が存在します。ここでは、第一次世界大戦の直接的な影響を受けなかったとされる主な国をご紹介します。
中立を維持した国々
- アフガニスタン
当時はイギリスの強い影響下にありましたが、戦争には加わらず中立を保ちました。 - アンドラ
フランスとスペインに挟まれた小国ながら、戦火を回避しました。 - ブータン
ヒマラヤ山脈の内陸国として、ヨーロッパの戦乱から地理的にも切り離されていました。 - コスタリカ
中央アメリカにおいて中立の立場をとりました。 - リヒテンシュタイン
オーストリアとの経済的なつながりがあったものの、武装中立を貫きました。 - モナコ
地中海に面した小さな公国として、戦争に巻き込まれることを避けました。 - ネパール
イギリスとの関係を持ちながらも、本国が戦場となることはありませんでした。 - サンマリノ
世界最古の共和国として、伝統的な中立政策を維持しました。 - スウェーデン
北欧を代表する中立国として、開戦から終戦まで中立を守り抜きました。 - スイス
永世中立国として有名で、周囲を戦火に包まれながらも国土を守り抜きました。 - イエメン
オスマン帝国の勢力圏にありましたが、ヨーロッパ西部の主戦場からは遠く離れていました。
注意が必要なケース
アメリカ合衆国は当初中立を宣言していましたが、1917年に連合国側として参戦しています。ただし、北米本土が戦場になったことはないため、「国土が戦禍を受けなかった国」という意味ではこのリストに含められることがあります。
ルクセンブルクも中立を宣言していましたが、開戦直後の1914年にドイツ軍によって占領されたため、厳密には「影響を受けなかった国」とは言い難い点に留意が必要です。
まとめ
第一次世界大戦は人類史上初の世界的規模の戦争でしたが、地理的条件や外交政策によって戦禍を免れた国も存在します。スイスやスウェーデンといった中立国の存在は、その後の国際関係や中立政策のあり方にも大きな影響を与え続けています。