オセアニアの歴史

ブリスベンの地名の由来は?総督の名前に込められた歴史

オーストラリア有数の大都市として知られるブリスベン。この都市名の由来は、1821年から1825年にかけてニューサウスウェールズ州総督を務めたイギリス陸軍将校、トーマス・マクドゥガル・ブリスベン中佐(Sir Thomas Makdougall Brisbane)にさかのぼります。

最初の名前は「エデングラスィー」

1824年、モートン湾(Moreton Bay)に流刑地(ペナル・セトルメント)が設立されました。当初、この入植地はブリスベン総督の家系ゆかりの地であるスコットランドの邸宅にちなみ、「エデングラスィー(Edenglassie)」と名付けられていました。

後任総督による改名

しかし1825年、後任のラルフ・ダーリング(Ralph Darling)総督がこの入植地を視察した際、先代の功績を称えるため「ブリスベン」と改称することを決めました。この改名は1825年6月14日付の政府命令によって正式に公布され、以来200年近くにわたり、この名称が受け継がれています。

名前に込められた敬意

「ブリスベン」という名前には、ニューサウスウェールズ総督としての在任期間において、トーマス・マクドゥガル・ブリスベン中佐が示した貢献と指導力への敬意が込められています。モートン湾地域の設立と初期の発展を見守り、支援した彼の役割を後世に伝えるべく、当局はその名を新しい町に冠しました。

こうして名付けられた小さな流刑地は、やがて成長を重ね、現在では活気あふれる国際都市へと発展しました。街の名前の裏にある歴史を知ると、ブリスベンの風景が少し違って見えるかもしれません。