結論:大陸地殻の方が圧倒的に厚い
地球の地殻には「海洋地殻」と「大陸地殻」の2種類がありますが、厚いのは大陸地殻です。両者には平均で30km以上もの差があり、これは地球科学における基本的な知識の一つとなっています。
平均の厚さを比較
それぞれの地殻の平均的な厚さは以下の通りです。
- 海洋地殻:平均約7km
- 大陸地殻:平均約40km
つまり、大陸地殻は海洋地殻の約5〜6倍の厚さを持っていることになります。大陸地殻の中でも、ヒマラヤ山脈などの造山帯では70kmを超える部分があるとされています。
なぜ厚さに違いが生じるのか
海洋地殻の特徴
海洋地殻は、海嶺(中央海嶺)と呼ばれる海底火山脈でマグマが噴出し、冷えて固まることで絶えず新しく作られています。主に玄武岩から成り、密度が高いため、マントルへ沈み込みやすい性質があります。
大陸地殻の特徴
一方、大陸地殻は花崗岩を主体とし、密度が低いため浮力が大きく、長い地質時代をかけて積み重なりながら成長してきました。この軽い物質が蓄積した結果、分厚く発達したのです。
まとめ
海洋地殻は薄くて若く、大陸地殻は厚くて古い——この対比はプレートテクトニクスを理解するうえで重要なポイントです。次に世界地図を見るとき、大陸と海底の違いが単なる見た目ではなく、地殻の構造そのものの違いであることを思い出してみてください。