南アメリカの歴史

なぜアメリカ人はチップスを「フライドポテト」と呼ばないのか?その理由を解説

「アメリカ人はチップスのことをフライドポテトと呼ぶ」という話を耳にすることがありますが、実はこれは誤解です。一般的に、アメリカ人はチップスをフライドポテトとは呼びません。むしろ、両者は明確に区別された別々の食品として使い分けられているのです。

アメリカ英語における「チップス」と「フライズ」の違い

アメリカでは、これら2つの言葉はそれぞれ異なる形状の揚げジャガイモを指しています。

チップス(Chips)

アメリカで「チップス」と言う場合、薄切りにしたジャガイモを揚げた、パリパリとした食感の「ポテトチップス」を指します。日本で一般的に親しまれているポテトチップスと同じもので、袋入りのお菓子として売られています。

フライズ(Fries)

一方、「フライズ(Fries)」は、ジャガイモを細長く、やや厚めに切って揚げたものを指します。ファストフード店で提供される、いわゆるフライドポテトのことです。

混乱の原因はイギリス英語との違い

この呼び方に関する混乱は、イギリス英語とアメリカ英語の違いから生じています。

  • イギリスの場合: 太めの揚げジャガイモを「チップス(chips)」、薄切りタイプを「クリスプス(crisps)」と呼びます。
  • アメリカの場合: 太めの揚げジャガイモを「フライズ(fries)」、薄切りタイプを「チップス(chips)」と呼びます。

つまり、イギリスの国民食である「フィッシュ・アンド・チップス」に添えられているのは、アメリカでいうところの「フライドポテト」に相当するものなのです。同じ「チップス」という単語でも、国によってまったく別の食品を指すことになります。

まとめ

アメリカ人はチップスをフライドポテトとは呼びません。「チップス」は薄切りを揚げたポテトチップスを、「フライズ」は太切りを揚げたフライドポテトを意味し、はっきりと使い分けられています。英語圏でも国によって同じ言葉が異なる食べ物を指すことがあるため、海外旅行や英語学習の際には覚えておくと便利でしょう。