「アメリカの国旗にかつて縦じまが入っていたことはあるのか?」——この質問に対する答えはノーです。アメリカ合衆国の国旗(星条旗)に、縦じまが採用されたことは一度もありません。建国以来、すべての公式な国旗デザインにおいて、ストライプは常に横方向に配置されてきました。
現在の星条旗のデザイン
現行のアメリカ国旗は、次の要素で構成されています。
- 13本の赤と白の横じま:独立宣言当時の13の植民地(オリジナル13州)を象徴しています
- カントン(左上角)の青い地に配置された50個の白い星:現在の50州を表しています
- 7本の赤と6本の白:交互に並ぶことで、はっきりとしたコントラストを生み出しています
歴史の中でも縦じまは存在しなかった
1777年6月14日に最初の国旗法(Flag Act)が制定されて以来、星の数やその配置パターンは、州の追加に伴って何度も変更されてきました。しかし、ストライプが縦向きになった例は一切ありません。1818年には、それまで増え続けていたストライプの本数が13本に固定され、以降は星の数だけが更新される方式が確立しました。
なぜ「縦じま」という誤解が生まれるのか
この誤解の背景には、いくつかの要因が考えられます。
- 旗が掲揚される角度や写真の撮影方向によって、横じまが縦に見えることがある
- 他国の国旗(たとえばインドネシアやポーランドなど、帯の配色を持つ国旗)との混同
- 装飾的なリボンやバナーなど、星条旗をモチーフにした意匠での縦使い
まとめ
アメリカの国旗は、過去も現在も縦じまを採用したことがない「横じま+カントンの星」のデザイン一貫して受け継がれてきました。13本のストライプと50の星からなる現行デザインは、建国の理念と国家の発展を象徴する、世界的にもよく知られた国旗となっています。