アメリカ独立戦争前の「13植民地」とは?
1776年のアメリカ独立宣言以前、北米大西洋岸にはイギリスが支配する13の植民地が存在していました。これらは「十三植民地(Original Thirteen Colonies)」と呼ばれ、後のアメリカ合衆国の原型となりました。地理的・経済的な特徴に応じて、以下の3つの地域に分類されます。
ニューイングランド植民地(New England Colonies)
北東部に位置し、清教徒たちが宗教的自由を求めて開拓した地域です。厳しい気候と痩せた土地のため大規模な農業には不向きでしたが、漁業・造船・貿易が盛んに発展しました。
- マサチューセッツ湾植民地(Massachusetts Bay Colony)
- プリマス植民地(Plymouth Colony)※後にマサチューセッツ湾植民地と合併
- セイブルック植民地(Saybrook Colony)※後にコネチカット植民地へ併合
- ニューヘイブン植民地(New Haven Colony)※後にコネチカット植民地へ併合
- コネチカット植民地(Connecticut Colony)
- ロードアイランド植民地(Rhode Island Colony)
中部植民地(Middle Colonies)
肥沃な土地に恵まれ、「パン食料庫植民地(Breadbasket Colonies)」とも呼ばれた地域です。小麦などの穀物生産が盛んで、多様な民族や宗教が共存する寛容な社会として知られていました。
- ニューヨーク植民地(New York Colony)
- ペンシルベニア植民地(Pennsylvania Colony)
- デラウェア植民地(Delaware Colony)
- ニュージャージー植民地(New Jersey Colony)
南部植民地(Southern Colonies)
温暖な気候を生かし、タバコ・稲・綿花などを中心としたプランテーション農業が発展しました。その一方で、奴隷労働への依存が深まっていった点もこの地域の大きな特徴です。
- メリーランド植民地(Maryland Colony)
- バージニア植民地(Virginia Colony)
- ノースカロライナ植民地(North Carolina Colony)
- サウスカロライナ植民地(South Carolina Colony)
- ジョージア植民地(Georgia Colony)
まとめ
13植民地はそれぞれ異なる歴史的背景と経済構造を持ちながらも、イギリス本国との対立を通じて結束し、1776年の独立宣言へとつながっていきました。なお、上記の一覧には後に他の植民地へ統合された小規模な植民地も含まれているため、厳密には「13」よりも多くの名称が挙げられている点に注意が必要です。