南アメリカの歴史

植民地時代のニュージャージー州、奴隷は解放されていたのか?その歴史的実態を解説

植民地時代のニュージャージー州は「奴隷制のない州」ではなかった

結論から言えば、植民地時代のニュージャージー州は奴隷制が存在しない自由な州ではありませんでした。同州では、17世紀に入植が始まって以来、奴隷制が合法的な制度として確立され、その後長い年月にわたって維持されてきました。

奴隷制が合法だった長い時代

ニュージャージー州における奴隷制は、17世紀の州の成立当初から認められており、ついに廃止されたのは1804年のことでした。つまり、植民地時代から建国後の初期に至るまで、200年近くにわたり奴隷労働が法的に許容されていたのです。

約1万2千人の奴隷たち

この時代にニュージャージー州で暮らしていた奴隷は、推定で約1万2千人に上るとされています。北部の州としては決して少なくない数であり、当時の州経済や農業が奴隷労働に大きく依存していたことがうかがえます。

奴隷となった人々の背景

ニュージャージー州の奴隷の大多数はアフリカ系の人々でした。しかし、その一方で、先住民であるネイティブ・アメリカンや、ヨーロッパ出身の年季奉公人も一部存在していました。年季奉公人は奴隷とは異なる契約に基づく制度でしたが、彼らもまた過酷な条件下で働かされることが少なくありませんでした。

まとめ

植民地時代のニュージャージー州は奴隷解放の先駆けではなく、むしろ奴隷制が深く根付いた地域の一つでした。1804年にようやく廃止法が成立したものの、その後も完全な解放までにはさらなる時間を要した点も、この州の歴史を理解するうえで重要なポイントです。