アメリカ合衆国で1999年から2008年にかけて実施された「50州記念25セント硬貨プログラム(50 State Quarters Program)」では、各州を象徴する意匠が刻まれた記念硬貨が順次発行されました。このプログラムでは、1つの州あたり最大567,500,000枚(約5億6,750万枚)という鋳造上限が設定されていました。
鋳造期間は数か月にわたる
各州の25セント硬貨は、一度に大量生産されるのではなく、数か月にわたって段階的に鋳造されました。一般的には、それぞれの州のデザインが流通市場に出回る期間はおよそ10週間前後とされ、その間に造幣局が必要と判断した量の硬貨が生産されました。
年間5州ずつ順次発行
このプログラムでは、連邦加入順に従い、毎年5州分のデザインが発表・発行されました。10年間で計50種類の記念硬貨が発行されるという、アメリカ史上でも大規模な記念硬貨プログラムとなっています。
発行枚数に幅があった理由
567,500,000枚という数字はあくまで上限であり、実際の鋳造枚数は州によって大きく異なります。人口の多い州や人気の高いデザインの州ほど多くの枚数が鋳造される傾向があり、コレクターの間では発行枚数の少ない州の硬貨が特に注目されることもあります。