南アメリカの歴史

1860年のアメリカ南部には、全人口の何パーセントの奴隷がいたのか?

1860年に実施された国勢調査によると、当時のアメリカ合衆国における奴隷の総数は3,953,760人に達し、これは合衆国全体の人口(約3,140万人)の約12.6%に相当します。

奴隷の大半は南部諸州に集中

注目すべきは、これらの奴隷の90%以上が、アメリカ南部の15の奴隷制州に居住していたという点です。特にサウスカロライナ州やミシシッピ州では、奴隷人口が州全体の人口の半分を超えており、南部経済、とりわけ綿花プランテーションの基盤が奴隷労働に深く依存していた実態が数字からも読み取れます。

歴史的な背景

この調査が行われた翌年の1861年には南北戦争が勃発し、奴隷制の存続をめぐる南北の対立が頂点に達しました。戦争中の1863年にリンカーン大統領が「奴隷解放宣言」を発布し、最終的に1865年の憲法修正第13条の批准によって、合衆国における奴隷制は正式に廃止されました。