アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)の間、南部諸州では少なくとも233の鉄道橋が北軍(連邦軍)によって破壊されました。
1864年の破壊指令とは
1864年に発せられた指令により、ジョージア州およびカロライナ地方に展開する北軍部隊に対し、「鉄道駅舎、車両、機械、給水塔など」を焼き払うことが命じられました。これは、南部連合の補給線と輸送網を断ち、戦争遂行能力を根本から弱体化させることを目的とした焦土作戦の一環でした。
甚大な損害規模
こうした破壊活動による損害は非常に大きく、鉄道と道路を合わせた総損害額は約4,100万ドルに達したと推定されています。これを2015年の貨幣価値にインフレ調整して換算すると、約5億7,600万ドルに相当します。
鉄道は当時の軍事物流の中核を担っていたため、その破壊は単なる物理的損失にとどまらず、南部経済全体に深刻な打撃を与える結果となりました。