はい、その通りです。アメリカの25セント硬貨(クォーター)は、1796年の発行開始から1964年まで、銀を含む合金で鋳造されていました。
銀クォーターの時代
1964年までに発行されたクォーターは「90%シルバー」と呼ばれ、銀90%、銅10%の合金で作られていました。1枚あたり約0.18トロイオンス(約5.6グラム)の純銀を含んでいます。
なぜ銀の使用が中止されたのか
1960年代に入ると銀価格が急騰し、硬貨の額面を金属としての価値が上回る事態が発生しました。このため1965年、アメリカ造幣局は銀を使用しない新しい素材への切り替えを決定し、銀クォーターの生産は終了しました。
現在のクォーターの素材
1965年以降に発行されているクォーターは、銅ニッケル合金の外層と純銅の芯を組み合わせた「クラッド材」で作られています。見た目は銀色ですが、銀は一切含まれていません。
コレクターとしての価値
1964年以前の銀クォーターは今でもごく稀に流通しており、銀地金としての価値(いわゆる「ジャンクシルバー」)を持つことから、収集家や貴金属投資家の間で人気があります。手元に古いクォーターがある場合は、発行年を確認してみる価値があるかもしれません。