南アメリカの歴史

リーバイ・ストラウスはジーンズを発明したのか?誤解されがちな歴史の真実

ジーンズの発明者はリーバイ・ストラウスではない

「ジーンズを発明したのはリーバイ・ストラウスだ」とよく言われますが、実はこれは誤解です。ジーンズの原型となるズボンは16世紀にはすでに存在しており、当初は「帆布のズボン(セイルクロス・トラウザーズ)」や「ネイビーズ(Navies)」と呼ばれていました。つまり、ジーンズそのものの歴史は、ストラウスが登場するはるか前から始まっていたのです。

リーバイ・ストラウスとはどんな人物?

リーバイ・ストラウスはドイツ生まれのアメリカ人実業家です。1853年に「リーバイ・ストラウス&カンパニー(Levi Strauss & Co.)」を設立しました。当初はドライグッズの卸売業として事業を始め、丈夫なキャンバス地やデニム地をゴールドラッシュ時代の鉱山労働者たちに販売していました。

1873年の特許取得がジーンズの歴史を変えた

1873年、ストラウスは仕立て屋のヤコブ・デイヴィスと共同で、ワークパンツのポケットや前立てにリベットを打って補強するというアイデアの特許を取得しました。この耐久性に優れたリベット付きのワークパンツこそが、後に「リーバイス501®ジーンズ」として世界的に知られる製品へと発展していきます。

まとめ:発明者ではなく、普及の立役者

つまり、リーバイ・ストラウスはジーンズそのものを発明したわけではありません。しかし、リベットによる補強という画期的な改良を加え、労働者のための作業着だったジーンズを、世界中の人々に愛されるユビキタスなファッションアイテムへと押し上げた、ジーンズ史上最大の功労者であることは間違いありません。