南アメリカの歴史

ジョンソン大統領が挙げた「アフリカ系アメリカ人が投票できなかった」証拠とは?

ジョンソン大統領は演説の中で、アフリカ系アメリカ人が投票を妨げられていたという主張を裏付ける、いくつかの具体的な証拠を挙げています。

1. 人頭税(ポールタックス)

ジョンソンは、南部の多くの州が人頭税を課し、有権者登録の際に費用の支払いを求めていたと指摘しています。当時のアフリカ系アメリカ人は貧困層に偏っていたため、この費用は彼らにとって大きな負担となり、事実上の投票妨害として機能していました。

2. リテラシーテスト(識字試験)

また、ジョンソンはリテラシーテストにも言及しています。これは、有権者登録のために識字試験の合格を義務付けることで、アフリカ系アメリカ人から選挙権を奪うために利用された制度です。試験はしばしば差別的に運用され、アフリカ系アメリカ人には白人有権者よりもはるかに難しい問題が出題されていました。

3. 脅迫と暴力

さらにジョンソンは、アフリカ系アメリカ人の投票を阻止するために脅迫や暴力が用いられた実態を描いています。その内容には、脅しや嫌がらせ、さらには有権者登録や投票所へ向かおうとしたアフリカ系アメリカ人への身体的攻撃まで含まれていました。

ジョンソンは、こうした投票への障壁こそが、アフリカ系アメリカ人から事実上選挙権を奪い、政治プロセスへの完全な参加を妨げてきたのだと強く訴えています。