南アメリカの歴史

モーゼルM1871小銃は第二次世界大戦で使われた?歴史と実態を解説

結論から言うと、モーゼルM1871小銃(Gewehr 71)が第二次世界大戦で使用された記録はありません。調べる限り、その他の重要な軍事紛争においても、実戦で使用された確かな事例は確認されていません。

モーゼルM1871とはどんな銃か

モーゼルM1871は、パウル・モーゼルとヴィルヘルム・モーゼルの兄弟によって設計され、1871年にドイツ帝国軍へ制式採用された、ドイツ初の国産ボルトアクション式軍用小銃です。「インファンテリー・ゲヴェーア71」とも呼ばれ、後のモーゼル系小銃の礎となった歴史的なモデルです。

主な特徴は以下の通りです。

  • 作動方式:単発式(シングルショット)ボルトアクション
  • 使用弾薬:11mmモーゼル(11.15×60mmR)黒色火薬実包
  • 採用年:1871年(プロイセン王国、のちのドイツ帝国)

活躍したのは19世紀

M1871は1870年代から1880年代にかけてドイツ軍の主力小銃として運用されました。しかし、管状弾倉を持つ連発式小銃や、無煙火薬を使用する新型実包の登場により、19世紀末には第一線から退いています。

なぜ第二次世界大戦では使われなかったのか

第二次世界大戦が始まった1939年の時点で、M1871はすでに約70年前の設計でした。黒色火薬を用いる単発式小銃は、当時のKar98kなどの栓動式小銃はもちろん、半自動・自動火器と比べても射撃速度・弾道性能ともに大きく劣っていました。

ごく一部の古い小銃が訓練用や後方部隊向けに保管される例はありますが、M1871が前線の戦闘に投入されたという信頼できる記録は残っていません。

まとめ

モーゼルM1871は近代M1871は近代軍用小銃の歴史における重要な一歩であり、世界的に有名なモーゼル系列の原点となった名銃です。ただし、その活躍はあくまで19世紀、主に1870〜80年代のものであり、第二次世界大戦で使用されたことはありません。