ヨーロッパの歴史

【スキピオ家展】ローマ、ヒスパニアを征服す――アルカラ・デ・エナレス地域考古学博物館で開催中

【スキピオ家展】ローマ、ヒスパニアを征服す――アルカラ・デ・エナレス地域考古学博物館で開催中

マドリード州アルカラ・デ・エナレスにある地域考古学博物館では、2月9日から9月までの期間、展覧会『スキピオ家展――ローマ、ヒスパニアを征服す(Los Escipiones. Rome conquers Hispania)』が開催されています。ヒスパニアを征服したローマの政治家・軍人たちの伝説的な一族「スキピオ家」だけに焦点を当てた、スペイン初の展覧会です。

会場はテーマや内容ごとに区分された6つの空間で構成され、各国の公的・私的機関から寄贈された200点以上の資料を鑑賞できます。なかでも注目は、イタリアから運ばれてきた大スキピオ(スキピオ・アフリカヌス)の頭部像です。

展示の見どころ

展示は、ローマの政治家・軍人であるスキピオ一族への入門から始まります。続いて、ローマ軍の組織や運用の実態、紀元前218年にローマ軍がエンプリウレス(アンプリアス)へ上陸した経緯、そしてヌマンシア攻略の様子について学ぶことができます。さらに、カルタゴを最終的に滅ぼした大スキピオの孫小スキピオ(スキピオ・アエミリアヌス)の人物像にも迫ります。最後の部屋では、スキピオ家の複雑な思想的・政治的な側面を浮き彫りにする展示が訪問者を待っています。

【スキピオ家展】ローマ、ヒスパニアを征服す――アルカラ・デ・エナレス地域考古学博物館で開催中

デスペルタ・フェロ提供の地図

本展のために、歴史雑誌デスペルタ・フェロ(Desperta Ferro)はバエクラの戦いに関する地図を提供しました。この地図はもともと同誌『Desperta Ferro Antigua y Medieval』第17号「イベリアにおける第二次ポエニ戦争」に掲載されたものです。

実はこの地図は、2013年に同じ博物館で開催された展覧会『Fragor Hannibalis――ヒスパニアのハンニバル』にも登場していました。カルタゴの名将ハンニバルのイベリア半島における歴史を描いたあの展覧会の続編こそ、今回のスキピオ家展なのです。

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【スキピオ家展】ローマ、ヒスパニアを征服す――アルカラ・デ・エナレス地域考古学博物館で開催中

ミュージアムショップで関連書籍をチェック

地域考古学博物館のショップでは、デスペルタ・フェロの全号を取り扱っています。特に本展に関連の深い以下の号がおすすめです。

  • 『Desperta Ferro Antigua y Medieval』第17号:「イベリアにおける第二次ポエニ戦争」
  • 特別号VI:「ローマ軍団(I)――中期共和政ローマ」
  • 特別号VIII:「ローマ軍団(II)――後期共和政ローマ」
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