ヨーロッパの歴史

ポルトガルのシューツフント(IGP)クラブ一覧|参加できる主要団体5選

シューツフント(Schutzhund)は、現在「IGP」という名称で国際的に展開されている、服従・追跡・防衛の3つの分野からなる犬のスポーツ競技です。もともとはドイツ・シェパードの作業適性を評価するために生まれましたが、今ではベルジアン・マリノアやロットワイラーなど、さまざまな犬種が挑戦する本格的な競技として世界中に広がっています。

南欧のポルトガルにおいても、シューツフントやそれに関連する作業犬競技に取り組む愛好家は着実に増えており、複数のクラブや協会が活動を行っています。ここでは、ポルトガルで知られている主なシューツフント関連のクラブ・団体を5つご紹介します。

1. Clube Português de Canicultura(C.P.C.)

ポルトガル犬籍協会とも呼ばれるC.P.C.は、ポルトガル最大級のケネルクラブです。FCI(国際畜犬連盟)に加盟しており、犬種登録やドッグショーの運営を中心とした活動に加え、作業犬競技の振興にも力を入れています。競技への本格的な参入を考えている方にとって、信頼性の高い窓口となる団体です。

2. Clube de Desporto Cinotécnico Nacional(C.D.C.N.)

全国犬スポーツ技術クラブの名称を持つC.D.C.N.は、犬を使ったスポーツ競技全般を幅広く扱う全国規模のクラブです。シューツフント系の訓練だけでなく、アジリティなどの他競技との交流もあるため、総合的に犬のスポーツを楽しみたい方に向いています。

3. Associação de Treino de Cães de Defesa(A.T.C.D.)

護衛犬訓練協会であるA.T.C.D.は、その名の通り防衛・護衛犬の訓練を専門とする団体です。シューツフント競技の中核となる防衛(保護)作業のトレーニングに重点を置いており、実践的な訓練環境を求めるハンドラーに人気があります。

4. Associação Portuguesa de Treino de Obediência e Defesa(A.P.T.O.D.)

ポルトガル服従・防衛訓練協会のA.P.T.O.D.は、服従訓練と防衛訓練の両面をバランスよくカバーしているのが特徴です。シューツフントは服従と防衛の両方が求められる競技のため、総合的なスキルアップを目指す方に適した環境といえます。

5. Associação Portuguesa de Canicultura de Trabalho(A.P.C.T.)

ポルトガル作業犬育種協会のA.P.C.T.は、優れた作業能力を持つ犬の育成・繁殖に特化した団体です。単なる競技志向にとどまらず、健康で作業適性の高い犬づくりという観点から活動しており、ブリーダーや将来的に繁殖を考えている飼い主にも関心を持たれています。

クラブ選びのポイント

ポルトガルでシューツフントを始めたい場合は、まず自分の目的(競技出場、訓練技術の向上、犬との絆づくりなど)を明確にし、各クラブの訓練スタイルや開催地、会費などを比較することをおすすめします。多くのクラブでは見学や体験参加を受け付けているため、事前に問い合わせてみるとよいでしょう。