ヨーロッパの歴史

1969年以降の米国紙幣で最大の額面は?10万ドル札の歴史と現在の最高額面を解説

1969年以降、一般に流通しているアメリカ紙幣の最高額面は100ドル札です。しかし、アメリカ合衆国が発行した紙幣として史上最大の額面は、10万ドル(100,000ドル)札であり、その最後の発行は1945年でした。

10万ドル札とはどんな紙幣だったのか

10万ドル札は、ウッドロウ・ウィルソン元大統領の肖像が描かれた金証書(Gold Certificate)で、決して一般の人々の手に渡ることはありませんでした。この紙幣は、連邦準備制度(FRB)とアメリカ合衆国財務省との間で行われる大規模な資金移動にのみ使用される、極めて限定的な用途の紙幣だったのです。

なぜ10万ドル札は廃止されたのか

1969年、アメリカ政府は通貨システムの簡素化と偽造リスクの低減を目的として、高額面紙幣の流通を正式に廃止しました。この措置により、10万ドル札だけでなく、500ドル札、1,000ドル札、5,000ドル札、10,000ドル札といった高額紙幣も一般流通から姿を消すことになりました。

現在流通している最高額面の紙幣

現在、私たちが日常的に目にすることができるアメリカ紙幣の最高額面は、ベンジャミン・フランクリンの肖像が描かれた100ドル札です。1969年以降、この100ドル札がアメリカ通貨における実質的な最高額面としての地位を維持し続けています。