ヨーロッパの歴史

フランクフルトはいつ設立された?794年から続く古都の歴史を解説

ドイツ有数の大都市であるフランクフルト・アム・マイン。その歴史は非常に古く、最初の文献記録は西暦794年にまで遡ります。これはカール大帝(シャルルマーニュ)の時代にあたり、フランクフルトがドイツ最古級の都市の一つであることを物語っています。

794年の文献記録

794年、カール大帝がフランクフルトで帝国会議(帝国議会)を開催し、この地の名が公式な文書に記されました。これがフランクフルトに関する最も古い記録とされており、都市の歴史の出発点とされています。

ヨーロッパ史における重要な役割

設立以来、フランクフルトは長い歴史の中でヨーロッパにおいて重要な役割を果たしてきました。

交易の中心地

マイン川沿いという恵まれた立地を活かし、中世には「秋の市」をはじめとする大規模な見本市が開かれる交易の中心地として繁栄しました。現在でも世界最大級の見本市都市としてその伝統を受け継いでいます。

神聖ローマ皇帝の戴冠式の舞台

1356年の金印勅書以降、フランクフルトは神聖ローマ皇帝を選出する選帝侯会議の開催地となり、1562年以降はマクシミリアン2世以来、歴代皇帝の戴冠式がフランクフルト大聖堂(カイザー・ドーム)で執り行われました。

平和条約の締結地

また、フランクフルトは数々の重要な平和条約や国際協定の調印地ともなりました。こうした歴史的背景から、同市は単なる商業都市にとどまらず、ヨーロッパの政治・外交における要衝としての地位を確立してきたのです。

まとめ

フランクフルトの起源は794年の文献記録にまで遡り、1200年以上の歴史を有する古都です。交易都市としての発展、神聖ローマ皇帝の戴冠式、そして平和条約の締結など、ヨーロッパ史の転換点の多くに関わってきたこの街は、現代では金融・経済の中心地としても知られています。