キャップドバスト・ハーフダラー1836年とは
「キャップドバスト(Capped Bust)ハーフダラー」は、19世紀前半のアメリカ合衆国で鋳造された50セント銀貨のシリーズです。1836年に発行されたこの貨幣は、ジョン・ライヒ(John Reich)による原案をもとに、彫刻家クリスチャン・ゴブレヒト(Christian Gobrecht)がデザインを手がけ、フィラデルフィア造幣局をはじめとするアメリカ合衆国造幣局で製造されました。
表面(オモテ)のデザイン
表面には、帽子をかぶった自由の女神(リバティ)の横顔が描かれています。頭部には「LIBERTY(自由)」の文字が刻まれ、周囲を星々が取り囲み、下部には発行年である「1836」が表記されています。
裏面(ウラ)のデザイン
裏面には、アメリカ合衆国の紋章である盾をあしらった意匠が施され、「UNITED STATES OF AMERICA(アメリカ合衆国)」「HALF DOLLAR(ハーフダラー=50セント)」の文字が貨幣を囲むように配置されています。
また、裏面に「O」のミントマークが刻まれている場合、それはニューオーリンズ造幣局(New Orleans Mint)で鋳造されたことを示す印です。ミントマークの有無は、貨幣の希少性や評価額を左右する重要なポイントとなります。
コレクターにとっての価値
1836年は、ハーフダラーの縁(エッジ)が文字入りからギザギザのリードエッジへと変更された転換期にあたり、アメリカ貨幣史においても注目される年です。保存状態やミントマークの有無によって市場価値が大きく異なるため、収集家の間で人気の高い一枚となっています。