第二次世界大戦中、ナチス・ドイツは電撃的な軍事作戦によってヨーロッパの広範な地域を侵略・占領しました。ここでは、ドイツが征服した主要な国々を時系列に沿って解説します。
ポーランド(1939年9月1日)
ドイツによるポーランド侵攻は、第二次世界大戦の発端となりました。開戦からわずか数週間でポーランドは敗北し、国土はドイツとソビエト連邦によって分割されました。
デンマークとノルウェー(1940年4月9日)
ドイツは1940年4月9日、デンマークとノルウェーに同時に侵攻しました。デンマークは瞬く間に占領されましたが、ノルウェーは約2か月にわたって抵抗した末に降伏しています。
ルクセンブルクとベルギー(1940年5月10日)
1940年5月10日、ドイツはルクセンブルクとベルギーへ侵攻しました。ルクセンブルクはほぼ即座に占領され、ベルギーも18日間の抵抗の後に敗北しました。
オランダ(1940年5月10日)
同じ日の侵攻を受けたオランダは、わずか5日間の抵抗で降伏を余儀なくされました。
フランス(1940年5月10日)
フランスに対する侵攻も同年5月10日に開始され、欧州の大国であるフランスはわずか6週間で敗北しました。その後、国土はドイツの直接支配下にある占領地域と、対独協力政権であるヴィシー政権の管轄区域に分割されました。
ユーゴスラビアとギリシャ(1941年4月)
1941年4月、ドイツはバルカン半島のユーゴスラビアとギリシャに侵攻しました。ユーゴスラビアは11日で陥落し、ギリシャも約3週間の抵抗の末に降伏しました。
ソビエト連邦(1941年6月22日)
1941年6月22日、ドイツは史上最大規模の陸上作戦となるソビエト連邦への侵攻(バルバロッサ作戦)を開始しました。ソ連軍は当初大きな損害を受けて後退を余儀なくされましたが、最終的には体勢を立て直し、1945年にドイツを打ち破ることになります。
このように、ナチス・ドイツは短期間のうちにヨーロッパの多くの国を征服しました。しかし、東部戦線におけるソ連の激しい反撃や連合国側の総反攻により、ドイツは最終的に1945年に無条件降伏へと追い込まれたのです。