18世紀後半(1700年代後半)までに、ヨーロッパ人はコロンブスの航海に始まる大航海時代以来の探検を通じて、世界の広範な地域に足跡を残していました。彼らは単なる探検にとどまらず、植民地の建設や貿易拠点の設置を積極的に進めていました。以下、地域ごとの状況を見ていきましょう。
北アメリカ
ヨーロッパ人は北アメリカの大西洋沿岸一帯に植民地を確立していました。現在のアメリカ合衆国やカナダにはイギリスやフランスが、メキシコやその周辺にはスペインが進出し、それぞれの勢力圏を形成していました。
南アメリカ
南米大陸の大部分は、スペインとポルトガルを中心として探検・植民地化が進みました。ポルトガル領のブラジルをはじめ、ペルーやアルゼンチンなど、大陸の主要な地域がヨーロッパ人の支配下または影響下に入っていました。
アフリカ
アフリカについては、ヨーロッパ人はおもに海岸線沿いの探検を行い、南アフリカ、セネガル、ナイジェリアにあたる地域など複数の地点に植民地や貿易拠点を設けていました。ただし、大陸内部への本格的な進出は19世紀になってからであり、この時代のアフリカ探検は主に沿岸部に限られていた点に注意が必要です。
アジア
アジアでは、インド、中国、日本などを含む各地域において探検と交易活動が行われ、商館や交易所が設置されました。インドではイギリス東インド会社が勢力を拡大しつつあり、中国との貿易も活発化していました。
オーストラリアと太平洋
ジェームズ・クックを代表とする探検航海により、オーストラリアやニュージーランド、ハワイを含む太平洋の島々が次々と「発見」され、記録されていきました。これらの海域は18世紀にヨーロッパ人の知識が大きく広がった地域といえます。
まとめ
このように18世紀後半までに、ヨーロッパ人は南北アメリカ、アフリカの沿岸部、アジア、オーストラリアと太平洋という、地球の大部分にわたる地域を探検し、進出を果たしていました。とはいえ、アフリカの内陸部や極地方など依然として未知の領域も多く残されており、世界地図が今日のように完成するのは、その後の時代の探検家たちの努力によるものでした。