1917年、アメリカ合衆国の第一次世界大戦への参戦に対して、ヨーロッパの指導者たちの反応は決して一様ではありませんでした。アメリカの参戦が連合国側に圧倒的な戦力をもたらし、勢力の均衡を覆すと歓迎する指導者がいる一方で、遠く離れた新興国が本当に戦争に大きく貢献できるのかと疑問視する慎重な声もありました。
各国指導者たちの反応
当時の主要な指導者たちの発言を紹介します。
イギリス首相 デビッド・ロイド・ジョージ
「西部戦線にアメリカ軍が到着したことは、この戦争の転換点となった。」
フランス首相 ジョルジュ・クレマンソー
「アメリカは動き出した巨人である。眠っていた巨人がついに目覚めたのだ。」
ドイツ帝国宰相 テオバルト・フォン・ベートマン・ホルヴェーク
「アメリカの参戦は、我々の勝利への希望にとって重大な打撃である。」
オーストリア=ハンガリー外相 オットカール・チェルニン伯爵
「アメリカは強大な敵だ。我々は一日も早く講和を実現しなければならない。」
アメリカ参戦が戦局に与えた影響
無制限潜水艦作戦やツィンメルマン電報事件を背景に、アメリカは1917年4月にドイツへ宣戦布告しました。終戦までに200万人を超えるアメリカ兵がヨーロッパ戦線へ派遣され、加えて豊富な物資と資金による支援も行われました。
こうしたアメリカの参戦は、長期化して消耗していた大戦の帰結を大きく左右しました。西部戦線での兵力バランスは連合国側に傾き、疲弊したドイツは最終的に敗北へと追い込まれることになったのです。