ヨーロッパの歴史

1995年にEU加盟の誘いを拒否したヨーロッパ2か国は存在する?

1995年にEU加盟を拒否した国はあったのか?

結論から述べると、1995年にEUへの加盟の誘いを拒否したヨーロッパ諸国は存在しません。むしろ1995年は、EUにとって大きな拡大の年となりました。

1995年に加盟したのは3か国

1995年1月1日、オーストリア、フィンランド、スウェーデンの3か国が正式にEUに加盟しました。これは「第4次拡大」と呼ばれるもので、北欧やアルプス地域へEUの枠組みが広がる重要な一歩となりました。

いずれも国民投票で加盟が承認された

これら3か国では、EU加盟の是非を問う国民投票がそれぞれ実施されました。

  • オーストリア:1994年6月に投票が行われ、約66%が賛成
  • フィンランド:1994年10月に投票が行われ、約57%が賛成
  • スウェーデン:1994年11月に投票が行われ、約53%が賛成

すべての国で過半数が加盟に賛成票を投じ、翌1995年の正式加盟が決定しました。

ノルウェーだけが加盟を見送った経緯

なお、同じく加盟候補だったノルウェーは、1994年11月の国民投票で反対票が多数を占めたため、1995年の加盟を見送っています。ただしこれは「1995年に拒否した」わけではなく、あくまで前年1994年の投票結果によるものです。

まとめると、「1995年にEU加盟の誘いを拒否した2か国がいた」という話は事実ではなく、実際には3か国が国民投票を経て自発的にEUに加わった年だと言えます。