ヨーロッパの歴史

第一次世界大戦でヨシフ・スターリンが率いた国はどこ?その真実を解説

結論:スターリンは第一次世界大戦中、どの国も率いていない

ヨシフ・スターリンは、第一次世界大戦(1914年〜1918年)中にいずれの国を率いることもありませんでした。当時のロシア帝国は皇帝ニコライ2世が統治しており、スターリンはまだ国家指導者の座には就いていなかったのです。

大戦期のスターリンの立場

第一次世界大戦当時のスターリンは、ウラジーミル・レーニンが率いるボリシェヴィキ(後の共産党)に属する革命家・政治家として活動していました。帝政ロシアの当局からたびたび逮捕され、シベリアへの流刑を経験しながらも、革命運動への関与を続けていました。

権力掌握への道

転機となったのは1917年です。二月革命で帝政が崩壊し、続く十月革命によってボリシェヴィキが政権を掌握すると、スターリンは党の要職を歴任するようになりました。しかし、彼が真に権力を握ったのは第一次世界大戦が終わった後のことです。

1922年に共産党中央委員会書記長に就任したスターリンは、レーニンの死後である1920年代半ば以降、ソビエト連邦の実質的な最高指導者として君臨することになります。つまり、「第一次世界大戦でスターリンが率いた国」は存在せず、彼が国を率いたのは戦後のソビエト連邦時代からだと言えます。