ヨーロッパの歴史

ニュルンベルク裁判の傍聴チケットはいくらだった?入場料の真実

第二次世界大戦後に開かれたニュルンベルク裁判(1945年〜1946年)には、実は「チケット」と呼べるものは存在しませんでした。裁判を傍聴するために金銭を支払う必要はなく、入場料は一切無料でした。

一般市民でも傍聴できた公開裁判

ニュルンベルク裁判は、連合国によってナチス・ドイツの戦争犯罪者を裁くために行われた歴史的な国際裁判です。この裁判は単なる法的手続きにとどまらず、人類史上の転換点として世界中の注目を集めていたため、審理は一般にも公開され、市民が自らの目で歴史を見届けられる方針が取られました。

入場は無料だが、席数には限りがあった

ただし、無料だったからといって誰でも無制限に入場できたわけではありません。ニュルンベルクの司法庁内にある法廷の傍聴席には限りがあり、当日配布される入場許可証(パス)を所持している人が優先的に入場できる仕組みでした。

つまり、お金を払って購入する「チケット」ではなく、無料で入手する「観覧パス」が必要だったというのが実態です。人気の高い審理日には早めに並ぶ必要があったとされています。

まとめ

ニュルンベルク裁判の傍聴にかかる費用は0円です。チケットの売買は一切行われておらず、公開裁判として誰でも無料で入場を申請できました。ただし傍聴席の収容人数に限りがあったため、当日配布のパスの取得が事実上の条件となっていた点は押さえておきましょう。