ヨーロッパの歴史

産業革命期のイギリス国王は誰?ハノーヴァー朝の3人の君主を解説

産業革命期のイギリス国王は誰?

1760年から1850年頃にかけての産業革命初期のイギリスを統治したのは、ハノーヴァー朝に属する3人の君主でした。すなわち、ジョージ3世と、その息子であるジョージ4世、そしてウィリアム4世の3王です。

ジョージ3世(在位:1760年〜1820年)

ジョージ3世は1760年に即位し、当時としては最長となる60年の治世を務めました。産業革命が本格的に始まった時期の王であり、蒸気機関の実用化や紡績機械の発明など、工業化の基盤が築かれた時代を統治しました。

ジョージ4世(在位:1820年〜1830年)

ジョージ4世は父ジョージ3世の晩年の病気により、1811年から摂政として国政を代行していました(この時期は「摂政時代」と呼ばれます)。正式な即位後の治世は10年ほどでしたが、都市化の進展や鉄道建設の始まりなど、イギリス社会が大きく変貌する過渡期に王位にありました。

ウィリアム4世(在位:1830年〜1837年)

「水兵王」と呼ばれたウィリアム4世は、1830年に兄ジョージ4世の跡を継ぎました。その治世には1832年の選挙法改正など政治改革が進み、産業革命による社会変化が制度面にも及んだ時期でした。1837年に死去すると、王位は姪のヴィクトリア女王に引き継がれました。

まとめ

産業革命期(1760年〜1850年頃)のイギリスは、ハノーヴァー朝のジョージ3世、ジョージ4世、ウィリアム4世という祖父子3世代の王によって統治されました。彼らの治世は、農業中心の社会から世界初の工業国家へと移り変わる、イギリス史上最も大きな転換期と重なっています。