ヨーロッパの歴史

アメリカ大陸を支配した西ヨーロッパの国はどこ?植民地化の歴史を解説

「アメリカ大陸を支配した西ヨーロッパの国はどこか」という問いに対する答えは、実はシンプルです。アメリカ大陸全体を支配した西ヨーロッパの国は一つも存在しません。

アメリカ大陸は、単一の国ではなく、複数のヨーロッパ列強によって分割され、それぞれが異なる地域を植民地として統治していました。主な植民国家とその支配地域を見ていきましょう。

アメリカ大陸を植民地化した主なヨーロッパ諸国

スペイン

スペインは中南米で最も広範な領土を獲得しました。メキシコ、中央アメリカ、南米の大部分(ブラジルを除く)、そしてカリブ海諸島の多くを支配しました。コロンブスの航海以降、スペインはアステカやインカといった先住民文明を征服し、巨大な植民帝国を築き上げました。

ポルトガル

ポルトガルはトルデシリャス条約(1494年)に基づき、南米東部の現在のブラジルにあたる地域を植民地化しました。ブラジルはポルトガル語圏として今日までその影響を色濃く残しています。

フランス

フランスは北米東部のカナダ(ヌーベルフランス)やミシシッピ川流域のルイジアナ、さらにハイチなどのカリブ海の島々を支配しました。ケベック州では今もフランス語と文化が受け継がれています。

イギリス(イングランド)

イギリスは北米大西洋岸の13植民地(後のアメリカ合衆国の基盤)やカナダの一部、ジャマイカなどのカリブ海地域を植民地化しました。

オランダ

オランダは一時的にニューアムステルダム(現在のニューヨーク)を含む北米東部の一部や、オランダ領アンティルなどのカリブ海地域を支配しました。

まとめ

このように、アメリカ大ように、アメリカ大陸の歴史は、スペイン、ポルトガル、フランス、イギリス、オランダといった複数の西ヨーロッパ諸国による競合と分割統治の歴史でした。各国の植民地支配の痕跡は、言語、宗教、文化などのかたちで、今日の南北アメリカ大陸にも深く刻まれています。