ヨーロッパの歴史

ヘンリー7世には複数の妻がいましたか?テューダー朝初代王の結婚生活を解説

結論から言うと、イングランド王ヘンリー7世が正式に迎えた妻は一人だけです。それがヨーク家出身のエリザベス・オブ・ヨークです。一時的にキャサリン・オブ・アラゴンとの再婚話が持ち上がったことはありますが、実際に結婚には至っていません。

最初で最後の妃:エリザベス・オブ・ヨーク

1486年、ヘンリー7世は先王エドワード4世とその王妃エリザベス・ウッドヴィルの娘であるエリザベス・オブ・ヨークと結婚しました。この結婚は、長く続いた薔薇戦争を終わらせ、ランカスター家とヨーク家という対立する二つの王家の血筋を統合するものであり、テューダー朝の正当性と安定性を確立する上で極めて重要な出来事でした。

二人の仲は円満だったと伝えられていますが、1503年にエリザベス・オブ・ヨークは出産を機にこの世を去り、ヘンリー7世は大きな喪失を経験しました。

キャサリン・オブ・アラゴンとの縁談

王妃の死後、ヘンリー7世はスペインの強力な君主であるフェルナンド王とイサベル女王の娘、キャサリン・オブ・アラゴンとの再婚を検討しました。彼女はもともとヘンリー7世の長男アーサー王子の未亡人でしたが、外交的な駆け引きの中で交渉は進まず、この再婚は最終的に実現しませんでした。

その後、キャサリン・オブ・アラゴンは1509年、ヘンリー7世の次男、すなわち即位したばかりのヘンリー8世と結婚し、同王の最初の王妃となりました。

まとめ

ヘンリー7世の正式な妻はエリザベス・オブ・ヨークただ一人であり、複数の妻を持ったことはありません。キャサリン・オブ・アラゴンとの結婚計画は存在しましたが、これは頓挫し、彼女は代わりに息子のヘンリー8世と結ばれることになったのです。