古代の歴史

北アフリカ戦線を再現――スペイン・アルクビエレで開催された第二次世界大戦ヒストリカルリイナクトメント

北アフリカ戦線を再現――スペイン・アルクビエレで開催された第二次世界大戦ヒストリカルリイナクトメント

スペイン・ウエスカ県の小さな町アルクビエレ。乾燥した荒涼とした風景が広がるこの土地には、スペイン内戦当時の塹壕跡が今も残されています。こうした独特な地形と、内戦期の陣地を復元する地道な保存活動の成果が重なり、百人以上のベテラン・リイナクター(歴史再現愛好家)がこの町に集結しました。彼らが再現したのは、第二次世界大戦中のシチリアおよび北アフリカにおける様々な戦闘です。

猛暑の週末に開催されたイベントでは、小道具で整えられた塹壕陣地を活かし、トブルク包囲戦を模した攻防や、アルクビエレの市街地を舞台にした小規模な戦闘(スキルミッシュ)が次々と繰り広げられ、集まった観衆を大いに楽しませました。

Etobattlesグループ主催のユニークなイベント

このイベントを主催しているのはEtobattlesグループです。すでに2回の開催実績があり、2020年の第3回開催も視野に入れています。第二次世界大戦のリイナクトメントでは1944~45年のヨーロッパ西部戦線が定番となりますが、本イベントはあえて北アフリカ・地中海戦線という珍しいテーマを採用。常に新しいシナリオを求めるリイナクターにとって絶好の機会であると同時に、熱帯・砂漠向けの軍装を試せる場として人気を集めています。地域の観光資源としての価値を高める狙いもある点が特徴です。

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2019年の見どころ

2019年の開催には複数のグループが参加し、英軍・米軍・ドイツ軍の軍装と武器はもちろん、しばしば過小評価されがちなイタリア軍まで登場し、イベントに厚みを持たせました。

さらに会場には時代考証に基づいたキャンプが設営され、リイナクターたちは夜をそこで過ごすだけでなく、無線機、売店、調理器具、筆記用具など当時の生活資材を来場者に公開。加えてダッジ製トラックやドイツ軍オートバイといった実車両も展示され、見応え十分な内容となりました。

著名な再現グループが集結

組織側の呼びかけに応じたのは、ACCUH、AERH、FJR5、そして今回が初めて「アフリカ従軍スタイル」で公式イベントに登場したダラム軽歩兵連隊第6大隊など、名だたる著名な再現グループです。ハイレベルなリイナクターの演技と、雰囲気抜群のロケーションが相まって、歴史再現撮影を得意とする多くのカメラマンが、ここで紹介するような素晴らしいスナップ写真を残すことができました。

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今後は2020年版の開催に期待が寄せられています。リイナクターにとっても観客にとっても、さらなる新機軸とサプライズが用意されることでしょう。

アルクビエレ 第二次世界大戦北アフリカ戦線ヒストリカルリイナクトメント

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