
特に有名な5人の「建国の父」
アメリカの歴史において「建国の父(Founding Fathers)」と呼ばれる人物の中で、とりわけ広く知られているのは次の5人です。
ジョージ・ワシントン(George Washington)
アメリカ独立戦争中、大陸軍総司令官として植民地軍を率い、1789年から1797年まで初代アメリカ合衆国大統領を務めました。後世「合衆国の父」とも称される、建国期最大の象徴的存在です。
ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)
1778年に締結されたフランスとの同盟条約の交渉を担当し、独立宣言起草委員会のメンバーでもありました。外交官であると同時に、科学者・発明家としても高い名声を得ていました。
ジョン・アダムズ(John Adams)
1783年の講和条約(パリ条約)の交渉にあたり、その後第2代アメリカ合衆国大統領(1797〜1801)を務めました。
トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)
独立宣言の主たる起草者です。1785年から1789年までは駐パリ公使として外交に携わり、後に第3代大統領(1801〜1809)に就任しました。
ジェームズ・マディソン(James Madison)
現在も効力を保つ1787年憲法の中心的な起草者として、「憲法の父」という愛称で呼ばれています。第4代大統領(1809〜1817)も務めました。
広義における「建国の父」の定義
より一般的な意味では、「建国の父」という表現は、革命運動、独立のプロセス、そして国家の制度づくりのいずれかに、何らかの時点で関与した指導者たち全般を指します。したがって、その人数は決して少なくありません。
このグループには、具体的には以下のような人々が含まれます。
- 1776年の独立宣言に署名した者たち(signers:署名者)
- 1787年憲法を起草した者たち(framers:憲法制定者)
- 1774年から1787年までの各期の議会(大陸会議など)の全メンバー
- アメリカの大義を擁護する文書を著した人々、あるいは海外でアメリカの利益を代表した人々