マゼラン世界周航遠征の年表
1519年に始まったフェルディナンド・マゼランの遠征は、人類史上初となる「地球一周」という偉業を成し遂げた歴史的な航海です。ここでは、その壮大な旅の主な出来事を年表形式でわかりやすくご紹介します。
1519年:セビリアからの出航
ポルトガル出身の探検家フェルディナンド・マゼランは、スペイン王の支援を受けて遠征隊を結成しました。トリニダード号、サン・アントニオ号、コンセプシオン号、ビクトリア号、サンティアゴ号の合計5隻の艦隊を率い、スペインのセビリア港から西回りの世界周航を目指して出航しました。
1520年:マゼラン海峡の発見と太平洋への進出
遠征隊は南米大陸の南端に到達し、南米大陸とティエラ・デル・フエゴ島の間にある狭く険しい水路を発見します。これが後世「マゼラン海峡」と呼ばれることになる航路です。この困難な海峡を突破した艦隊は、ヨーロッパ人として初めて太平洋へと足を踏み入れました。
1521年:フィリピン・マクタン島での悲劇
太平洋を横断しフィリピンに到達した遠征隊でしたが、マゼラン自身は1521年、マクタン島で現地の首長ラプ=ラプ率いる住民との戦闘(マクタンの戦い)に巻き込まれ、この地で命を落としました。偉大な指導者を失い、遠征は大きな試練を迎えます。
1521年〜1522年:航海の継続
それでも残された乗員たちは諦めず、新たな指揮のもとで太平洋をさらに西へと進み続けました。過酷な航海を乗り越え、彼らはついに史上初となる「世界一周」を成し遂げることになります。
1522年:ビクトリア号の歴史的帰還
出航時の5隻の中で唯一生き残ったのがビクトリア号です。1522年、わずかな生存者を乗せた同船がスペインに帰還し、人類初の地球一周が正式に完了しました。この偉業は、地球が球形であることを実証しただけでなく、後の大航海時代に大きな影響を与えました。