結論から言うと、ヴァイキングは15世紀には生きていません。一般に「ヴァイキング時代」と呼ばれる期間は、8世紀後半から11世紀後半までの約300年間とされています。15世紀には、ヴァイキングとしての活動はすでに終焉を迎えていたのです。
ヴァイキング時代とはいつからいつまで?
ヴァイキング時代の始まりは、通常793年にイングランド北東部のリンディスファーン修道院が襲撃された事件とされています。この襲撃をきっかけに、スカンジナビア出身の戦士や商人たちはヨーロッパ各地へと進出し、略奪、交易、探検、植民活動を活発に行うようになりました。
一方、ヴァイキング時代の終わりは1066年とされることが一般的です。この年、ノルウェー王ハーラル・シグルズソン(ハーラル硬骨王)がイングランドでのスタンフォード・ブリッジの戦いで敗死しました。同じ年の後には、ノルマンディー公ギヨーム(ウィリアム征服王)によるノルマン・コンクエストが起こり、ヨーロッパの歴史は新たな段階へと移行していきます。
15世紀のスカンジナビアでは何が起きていたのか?
15世紀までに、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの北欧三国はすでにキリスト教化され、中央集権的な王国としての性格を強めていました。1397年にはカルマル同盟が成立し、三国が同一君主のもとに置かれるなど、かつての海賊的な略奪者たちの時代は遠い過去のものとなっていました。
当時の北欧の人々は、農民、商人、職人、あるいは王国の臣民として日々の生活を送っており、船に乗って海外へ略奪に出る「ヴァイキング」としての生き方は、もはや存在しなかったのです。
まとめ
ヴァイキングたちが活躍したのは、8世紀後半から11世紀後半までの約300年間です。したがって、15世紀にヴァイキングが生きていたということはありません。彼らの子孫たちは、すでに安定した王国社会の一員として新しい時代を生きていたのです。