2500年前、すなわち紀元前5世紀頃の古代ギリシャ人は、現在のギリシャだけにとどまらず、地中海と黒海沿岸の広範な地域に暮らしていました。
現在のギリシャ本土とエーゲ海諸島
アテネやスパルタといったポリス(都市国家)が栄えた現在のギリシャ本土、およびエーゲ海の島々は、古代ギリシャ文明の中心地でした。
小アジア(現在のトルコ)
現在のトルコ西海岸、とりわけイオニア地方には、ミレトスやエフェソスなどの重要なギリシャ都市が存在しました。この地域は哲学や科学が花開いた土地としても知られています。
南イタリアとシチリア(マグナ・グラエキア)
南イタリアやシチリア島には数多くのギリシャ植民市が建設され、これらの地域はまとめて「マグナ・グラエキア(大ギリシャ)」と呼ばれました。シラクサやタレントゥムなどの都市が有名です。
その他の地域
さらに、現在のアルバニア、ブルガリア、キプロス、北アフリカ(リビアのキュレネやエジプトのナウクラティスなど)、さらには黒海沿岸にも、ギリシャ人の居住地や植民市が点在していました。
まとめ
このように古代ギリシャ人は、紀元前8世紀から6世紀にかけて活発に行われた植民活動を通じて、その生活圏を地中海世界全体へと大きく広げていったのです。