北米におけるアフリカ人奴隷の歴史は、1619年に始まったとされています。この年、イギリス植民地バージニアのジェームズタウンに、記録上初となるアフリカ人奴隷たちが到着しました。
1619年、「ホワイト・ライオン号」の到着
当時、オランダ船とされる「ホワイト・ライオン号(White Lion)」がジェームズタウンに入港し、乗せられていた約20名のアフリカ人たちが植民地の人々と引き取られました。彼らはもともと、ポルトガルの奴隷船から拿捕された人々でした。
ジョン・ロルフによる記録
この出来事は、タバコ栽培で知られる入植者ジョン・ロルフ(John Rolfe)の手紙によって記録されており、彼は「20名余りの黒人」が到着したことを報告しています。これが、イギリス領北米植民地における奴隷化されたアフリカ人の最初の公式な記録とされています。
歴史的な意義
1619年のこの到着は、その後250年以上にわたって続くことになる北米大陸でのアフリカ人奴隷制の出発点として、アメリカ史において極めて重要な転換点とみなされています。当初の彼らの扱いは後の時代のような永続的な世襲奴隷制度とは異なる面もありましたが、やがて法的な奴隷制度が確立され、南北戦争まで続く悲劇的な歴史へとつながっていきました。