古代の歴史

1882年「E PLURIBUS UNUM」銀貨(モルガンダラー)の価値と相場を徹底解説

1882年に鋳造された「E PLURIBUS UNUM(ラテン語で『多数から一つへ』の意)」の銘を持つ銀貨、いわゆるモルガンダラーは、その保存状態(コンディション)、希少性、そして市場の需要によって価値が大きく変動します。ここでは、1882年モルガンダラー銀貨のコンディション別のおおよその相場をご紹介します。

コンディション別の価値相場

平均的なコンディション(摩耗が目立つ状態)

一般的な流通による摩耗が見られる1882年モルガンダラーは、約25〜45ドル(約4,000〜7,000円)程度の価値があります。傷や小さな打痕があり、デザインの細部がやや失われているのが特徴です。

ファインコンディション(一部摩耗、細部が確認できる)

ある程度の摩耗はあるものの、デザインの細部がはっきりと確認できる状態のものは、約50〜75ドル(約8,000〜11,000円)の評価が目安となります。平均的なコインよりも明瞭なディテールが残っています。

ベリーファインコンディション(摩耗が最小限)

摩耗がほとんどなく、オリジナルのデザイン要素の大部分が判読できる状態のコインは、約75〜120ドル(約11,000〜18,000円)のレンジで取引されます。

エクストリームリーファインコンディション(ほぼ無摩耗)

鋭く明瞭なデザインが保たれ、ごくわずかな摩耗の跡しかないコインになると、約120〜175ドル(約18,000〜26,000円)と、さらに高い評価が期待できます。

未使用品(アンサーキュレーテッド)

一般流通を経ておらず、鋳造時のオリジナルの光沢(ミントラスター)を保つ未使用品は特に価値が高く、約175〜300ドル以上(約26,000〜45,000円以上)で取引されることもあります。

ミントマークによる価値の違いに注意

1882年モルガンダラーは、フィラデルフィア(刻印なし)、カーソンシティ(CC)、ニューオーリンズ(O)、サンフランシスコ(S)の各造幣局で鋳造されました。中でもカーソンシティ造幣局の「CC」ミントマーク入りは発行枚数が約113万枚と少なく、希少性が高いため、同じコンディションでも大幅に高いプレミアムが付きます。一方、フィラデルフィア製は発行数が多く、比較的入手しやすい傾向にあります。

正確な査定を受けるには

上記の価格はあくまで一般的な目安です。実際の価値は、個々のコインの状態、ミントマークの有無、グレーディング機関(PCGSやNGCなど)による鑑定結果、そして当時の市場動向によって大きく左右されます。売却や購入を検討している場合は、信頼できるコインディーラーや専門家に相談し、正確な査定を受けることをおすすめします。