1909-Sインディアンヘッド1セントの基本データ
- 価値の目安:約11ドル(状態により大きく変動)
- 発行枚数:12,450,000枚
- 素材:銅95%・錫5%
1909年にサンフランシスコ造幣局で鋳造された「S」ミントマーク入りのインディアンヘッド1セント硬貨は、同じく1909年発行のリンカーン1セント(VDB入り)ほど知名度こそ高くないものの、ナミスマティック(貨幣収集)愛好家の間で一定の人気を誇る希少な一枚です。サンフランシスコ造幣局製であることを示す「S」の刻印が打たれている点が最大の特徴です。
デザインの特徴
表面には左向きのアメリカ先住民の横顔が描かれており、シャイアン族の酋長「トゥー・ムーンズ(Two Moons)」がモデルとされたと言われています。裏面にはオーク(樫)の葉の花輪に囲まれた「ONE CENT」の文字があしらわれています。
状態(コンディション)による価値の違い
この硬貨の査定額は保存状態によって大きく左右されます。一度も流通していない未使用品(アンサーキュレーテッド)は高い評価を受けやすく、一方で流通による摩耗や傷が見られるものは価値が下がる傾向にあります。高額売却を目指すなら、硬貨の状態をしっかり確認することが重要です。
希少性とコレクター人気の理由
発行枚数は約1,245万枚と、インディアンヘッド1セントの中でも決して多い部類ではありません。この希少性に加え、歴史的な背景も相まって、コレクターからの需要が根強く続いています。
まとめ
1909年はインディアンヘッド1セントが発行された最後の年であり、翌年からはリンカーン1セントへと完全に移行しました。そのため、この硬貨はアメリカ貨幣史における大きな転換点を象徴する存在といえます。歴史的意義と相対的な希少性を兼ね備えた1909-Sインディアンヘッド1セントは、どんなコレクションにも付加価値をもたらしてくれる魅力的な一枚です。