1913年アメリカ「ミントマークなし」ハーフダラーとは?
1913年にフィラデルフィア造幣局で誤って鋳造されたとされる、ミントマーク(造幣局刻印)のないハーフダラー硬貨。同年にデザインが変更されていたため、この硬貨は公式には流通に投入されなかった幻のコインとなりました。
基本スペック
- 素材:銀90%・銅10%
- 重量:12.5g
- 直径:30.6mm
- 厚み:2.15mm
- 発行枚数:不明(フィラデルフィア・デンバー・サンフランシスコいずれのミントマークが入った1913年ハーフダラーも公式には発行されていないため)
価値の目安
- 地金としての価値:約10.50ドル(銀スポット価格1オンス=23.50ドルで換算)
- 収集家市場での価値:150ドル~5,000ドル程度(保存状態や希少性により大きく変動)
なぜこれほど希少なのか
1913年のデザイン変更後に誤って生産されたこの硬貨は、鋳造直後に存在が発覚し、大多数が回収・廃棄されました。しかし一部は市場へ流出し、現在ではアメリカ貨幣史上でも有数のプレミアムコインとして知られています。現存するのはわずか5枚から10枚ほどと推定されており、極めて稀な存在です。状態の良い個体では5,000ドルもの高値で取引された例もあります。
所有している場合の注意点
もし幸運にもこの硬貨を所有している場合は、必ず専門機関による真贋関による真贋鑑定とグレーディング(状態評価)を受けることをおすすめします。正確な価値と希少性を把握しておくことで、売却の際に硬貨の本来の価値を十分に引き出すことができるでしょう。