1941年のマーキュリーダイムに「W」ミントマークは存在するのか?
結論から言うと、1941年のマーキュリーダイム(マーキュリー10セント銀貨)に「W」のミントマークは存在しません。「W」ミントマーク付きの1941年マーキュリーダイムというものは、実在しないのです。
「W」ミントマークとは何か?
「W」はウェストポイント造幣局(West Point Mint)を示すミントマークです。しかし、ウェストポイント造幣局がこの「W」マークをコインに刻印し始めたのは1984年になってからです。つまり、1941年当時のマーキュリーダイムに「W」マークが打たれることは、歴史的にあり得なかったのです。
1941年のマーキュリーダイムに実際に存在するミントマーク
1941年に鋳造されたマーキュリーダイムには、以下のミントマーク(またはその不在)しか存在しません。
- ミントマークなし: フィラデルフィア造幣局で鋳造されたもの(当時はフィラデルフィア製のコインにマークを打たないのが慣例でした)
- D: デンバー造幣局で鋳造されたもの
- S: サンフランシスコ造幣局で鋳造されたもの
これらのミントマークは、コインの裏面(リバース)、ファッセス(束桿)の左側下部に刻印されています。
もし「W」マーク付きの1941年ダイムを見つけたら?
手元のコインに「W」のように見える刻印がある場合、次のような可能性が考えられます。
- 偽物・レプリカ: 後から刻印を追加した偽造品である可能性があります。
- ダメージや傷: 長年の使用による傷や汚れが、字母のように見えることがあります。
- 別のコインとの混同: ウェストポイント造幣局が製造した現代のコイン(近年発行の「W」クォーターなど)と混同している可能性もあります。
真贋の判断が難しい場合は、信頼できるコインディーラーや、PCGS・NGCなどの公認鑑定機関に相談することをおすすめします。
まとめ
1941年のマーキュリーダイムに「W」ミントマークは存在しません。ウェストポイント造幣局の「W」マークは1984年以降に使用されるようになったものであり、それ以前のコインに付くことはありません。1941年製として実在するのは、「ミントマークなし」「D」「S」の3種類のみです。