古代の歴史

古き西部時代のドレスは何と呼ばれる?代表的な5つのスタイルを解説

19世紀から20世紀初頭にかけてのアメリカ西部開拓時代、いわゆる「古き西部(オールド・ウェスト)」では、女性たちのファッションにも独特の魅力がありました。開拓者の暮らしを支える実用的な服から、街中で着られる華やかなドレスまで、当時のライフスタイルを映し出すさまざまなスタイルが存在しました。ここでは、その時代に着られていた代表的なドレスを5つご紹介します。

1. キャラコドレス(Calico Dresses)

キャラコドレスは、古き西部時代に最もよく見られた日常着の一つです。綿素材で作られ、花柄、幾何学模様、ペイズリーなど多彩な柄がプリントされていました。女性や少女を問わず幅広い年齢層に愛用され、快適さとおしゃれさを兼ね備えた実用的な服として、開拓地の暮らしに欠かせない存在でした。

2. プレーリードレス(Prairie Dresses)

プレーリードレスもまた、開拓者時代の西部で人気の高いスタイルでした。綿やリネンで作られることが多く、ロングスカート、ハイウエスト、パフスリーブが大きな特徴です。レースやフリルで装飾されることも多く、強い日差しから肌を守るサンボンネット(日除け帽)や麦わら帽子と合わせて着用されるのが一般的でした。

3. バスルドレス(Bustle Dresses)

バスルドレスは、1800年代後半から1900年代初頭にかけて流行したフォーマルなスタイルです。腰の後ろに「バスル」と呼ばれる腰枕を付けてスカートをふくらませるのが最大の特徴で、シルクやサテンといった高級な生地が使われ、レースやリボンで丁寧に飾られた華やかなドレスでした。

4. シャツウエストドレス(Shirtwaist Dresses)

シャツウエストドレスは、1900年代前半に人気を集めたスタイルです。シャツのようなウエスト部分とロングスカートを組み合わせたデザインが特徴で、綿やリネン素材が主流でした。ベルトやサッシュを合わせて着用することも多く、動きやすさと上品さを両立させた、働く女性にぴったりの実用的なドレスとして親しまれました。

5. ギブソンガールドレス(Gibson Girl Dresses)

ギブソンガールドレスは、1890年代後半から1900年代初頭に流行したスタイルです。その名は、イラストレーターのチャールズ・ダナ・ギブソン(Charles Dana Gibson)が生み出した人気の漫画キャラクター「ギブソン・ガール」に由来しています。細身のロングスカート、ハイウエスト、パフスリーブが特徴的で、当時の理想の女性像を体現するエレガントなドレスとして多くの女性に憧れられました。

まとめ

古き西部時代のドレスは、用途や時代背景によって多彩なスタイルが存在しました。日常使いのキャラコドレスやプレーリードレスから、特別な場にふさわしいバスルドレス、そして時代の象徴となったギブソンガールドレスまで、それぞれが当時の女性たちの生活と美意識を今に伝えています。