「キューピッド」と聞くと、弓矢を持った翼のある少年の姿を思い浮かべる人が多いでしょう。では、このキューピッドは果たしてローマの神なのでしょうか、それともギリシャの神なのでしょうか。結論から言うと、キューピッドはローマ神話の神です。
キューピッドはローマ神話の愛の神
キューピッド(Cupid)は、ローマ神話において欲望、恋愛、魅力、愛情を司る神とされています。彼はローマの女神ウェヌス(Venus)の息子として描かれることが多く、恋に落ちたい相手に矢を射ることで、人々の心に恋愛感情をもたらす存在だと信じられてきました。
ギリシャ神話での対応する神はエロース
一方、ギリシャ神話にはキューピッドに相当する神が存在します。それがエロース(Eros)です。エロースは愛と情熱の神であり、ギリシャの女神アプロディーテー(Aphrodite)——つまりローマのウェヌスにあたる女神——の息子とされています。
ローマ神話とギリシャ神話の対応関係
ローマ神話はギリシャ神話の影響を強く受けており、多くの神々が対応関係にあります。
- キューピッド(ローマ) ⇔ エロース(ギリシャ)
- ウェヌス(ローマ) ⇔ アプロディーテー(ギリシャ)
まとめ
つまり、キューピッドはローマ神話由来の神であり、ギリシャ神話における同等の存在がエロースである、というのが答えです。バレンタインデーのカードや装飾でおなじみのキューピッドの姿は、こうした古代の神話が長い年月をかけて伝えられ、形を変えて現代に残ったものなのです。