結論から言うと、アングロサクソン人の直後にイギリス(ブリテン島)を占領した民族は存在しません。むしろ、アングロサクソン人こそがブリテン島を占領した当の民族だったのです。
アングロサクソン人のブリテン島への移住
5世紀頃、ローマ帝国がブリテンから軍を撤退させると、それまで防衛されていた島は無防備な状態になりました。そこで、現在のドイツ北部やデンマーク周辺に暮らしていたアングル人、サクソン人、ジュート人といったゲルマン系の民族たちが、海を越えてブリテン島へ移住を始めました。
彼らは先住のケルト系ブリトン人を西方へ追いやりながら、次第にイングランド東部から南部一帯を支配下に置いていきました。この過程で、英語の基礎となる古英語や、イングランドという国の原型が形作られていったのです。
「その後」の歴史について
アングロサクソン時代が終わってからは、大きな転換点がいくつも訪れています。
- 9世紀以降: ヴァイキング(ノース人)による侵略と、アルフレッド大王らによる抵抗
- 1066年: ノルマンディー公ウィリアムによる「ノルマン・コンクエスト」で、イングランドの支配層が大きく入れ替わる
ただし、これらはアングロサクソン人が定住してから数百年後のできごとです。「アングロサクソン人が占領した直後」の時点においては、彼らに続いてブリテンを占領した民族はいませんでした。
まとめ
この質問に対する答えは「誰もいない」です。アングロサクソン人自身が、ローマ撤退後のブリテン島を占領し、新たな社会を築いた民族だったのです。