古代の歴史

古代世界でロケットはどのように機能していたのか?実は「古代のロケット」は存在しなかった

「古代の人々はロケットをどのように使っていたのだろう?」――そんな疑問を持ったことはありませんか。しかし、結論から言えば、古代世界でロケットが使用されたことを示す証拠は一切存在しません。ロケットの歴史は、私たちが想像するよりもずっと新しいのです。

古代にロケットは存在しなかった

エジプト、ギリシャ、ローマといった古代文明は、建築や天文学、冶金術など多くの分野で驚くべき技術を発展させました。しかし、ロケット技術だけは例外でした。考古学的な発見や当時の文献記録のいずれにも、古代においてロケットのような推進装置が使われた痕跡は確認されていません。

最古のロケットは13世紀の中国で誕生

現在知られている最古のロケットは、13世紀の中国で開発されたものです。中国では9世紀頃に火薬が発明され、当初は花火や信号、宗教的な儀式などに用いられていました。

火矢(ファイヤー・アロー)の登場

やがて火薬の推進力を利用した「火矢」と呼ばれる武器が生まれます。1232年、南宋の軍がモンゴル軍の攻撃から開封(カイフォン)の街を守った戦いでは、火矢が実戦で使用されたと記録されており、これが人類最初のロケット兵器であると考えられています。

まとめ

古代世界にロケットは存在せず、その歴史は13世紀の中国から始まりました。火薬という偉大な発明がきっかけとなり、ロケットはまず武器として発展し、やがて現代の宇宙開発へとつながっていくことになります。