ピルグリム・ファーザーズとして知られる巡礼者たちは、イングランド出身のピューリタン(清教徒)の一団です。彼らは1620年、「メイフラワー号」と呼ばれる船に乗り込み、新大陸へと向かいました。
出発地:イングランドのプリマス
ピルグリムたちが出航したのは、イングランド南西部の港町プリマスです。1620年9月、約100名の乗客を乗せたメイフラワー号はここから大西洋へと漕ぎ出し、過酷な航海の末、およそ2か月後に北米大陸へ到達しました。
なぜ新大陸を目指したのか?
彼らが海を渡った最大の理由は宗教的自由の追求でした。当時のイングランドでは、国教会の方針に従わないピューリタンは厳しい迫害を受けていました。ピルグリムたちは、自らの信仰を自由に実践できる土地を求め、まずオランダへ移住しましたが、やがてより安定した生活と信仰の場を求めて新大陸への移住を決意したのです。
上陸地点とプリマス植民地の建設
メイフラワー号が最初に到着したのは、現在のマサチューセッツ州プロビンスタウン港(ケープコッド半島の先端部)付近でした。その後、船団はコッド岬を回り、1620年12月に現在のプリマスの地に上陸し、そこにプリマス植民地を築きました。
このプリマス植民地は、後のアメリカ合衆国となる地域における、イングランド人による最初の恒久的な入植地として歴史に刻まれています。厳しい冬を乗り越え、先住民族との交流を通じて共同体を育んだ彼らの足跡は、アメリカ建国の歴史の出発点として今も語り継がれています。