古代の歴史

秦王朝の歴代皇帝一覧|始皇帝から子嬰までの3人の皇帝を解説

秦王朝の歴代皇帝とは

秦王朝は、中国史上初めて全国を統一した王朝であり、紀元前221年に成立しました。王朝としての歴史はわずか15年ほどと短命でしたが、その間に3人の皇帝(君主)が即位しています。

1. 始皇帝(在位:紀元前221年~210年)

秦の初代皇帝にして、中国史上最初の「皇帝」です。本名は嬴政(えいせい)。戦国七雄の一つであった秦を率いて他の六国を滅ぼし、天下統一を成し遂げました。統一後は文字・貨幣・度量衡の標準化や郡県制の導入など、中央集権国家の基盤を築いた人物です。万里の長城の整備や、有名な兵馬俑の造営でも広く知られています。

2. 二世皇帝(在位:紀元前209年~207年)

始皇帝の子である胡亥(こがい)で、秦王朝第2代の皇帝です。父の死後、宦官の趙高や丞相の李斯と結託して兄の扶蘇を排除し、帝位につきました。しかし治世は暴政と重税によって民衆の不満が急速に高まり、陳勝・呉広の乱をきっかけに各地で反乱が勃発。最後は趙高に追い詰められ、自害に至りました。

3. 子嬰(在位:紀元前207年)

秦王朝最後の君主です。趙高が二世皇帝を殺害した後に擁立されましたが、即位の際に「皇帝」号を辞退し、「秦王」を称したと伝えられます。即位からわずか46日で趙高を誅殺したものの、まもなく劉邦の軍勢が関中に侵入。子嬰は降伏し、その後項羽によって殺され、ここに秦王朝は完全に滅亡しました。

まとめ

秦王朝は、始皇帝による天下統一から始まり、二世皇帝の暴政、そして子嬰の短い治世を経て、わずか15年で滅亡しました。しかしその間に確立された皇帝制度や中央集権体制は、その後2千年以上にわたる中国の歴史に多大な影響を与え続けたのです。