メソポタミアの南部は「シュメール(Sumer)」と呼ばれています。
シュメール文明とは
シュメールは、ティグリス川とユーフラテス川に挟まれた南メソポタミア地域で、紀元前4千年紀から紀元前2千年紀にかけて栄えた古代文明です。現在のイラク南部にあたるこの地域は、肥沃な大地に恵まれ、人類史上最も古い文明の一つとされています。
シュメール文明が残した偉大な功績
シュメールは高度な文化を持つことで知られ、後世の文明に多大な影響を与えました。主な功績は以下の通りです。
- 文字の発明: 楔形文字(くさびがたもじ)と呼ばれる世界最古の文字体系を生み出しました。
- 数学・天文学の発展: 六十進法などの数体系を確立し、天体観測の基礎を築きました。
- 建築技術: ジッグラトと呼ばれる階段状の神殿建築など、優れた建築物を建造しました。
- 世界初の都市の創設: ウルやウルクなど、人類最初期の都市国家を形成しました。
シュメール文明の終焉
こうした輝かしい文化を築いたシュメールでしたが、やがてセム系民族であるアッカド人によって征服されました。アッカド人はこの地域にアッカド帝国を樹立し、メソポタミアの歴史は新たな時代へと移り変わっていきました。