古代の歴史

エッジヒルの戦いに勝ったのはどっち?チャールズ1世とオリバー・クロムウェルに関する誤解を解説

エッジヒルの戦いの勝敗はついたのか?

「エッジヒルの戦いはチャールズ1世とオリバー・クロムウェルの間で行われ、勝者はどちらか?」という質問に対する答えは、実は「どちらでもない」です。この戦いは、チャールズ1世とクロムウェルという個人同士の対決ではなく、第一次イングランド内戦(1642年〜1651年)における王党派(騎士党)と議会派(丸頭党)の軍隊の間で行われた戦闘でした。

エッジヒルの戦いは1642年10月23日にウォリックシャーのエッジヒルで行われ、イングランド内戦における最初の主要な戦闘として歴史に名を残しています。

両軍の指揮官は誰だったのか

王党派の軍隊を率いたのは国王チャールズ1世その人であり、一方の議会派軍を指揮したのはロバート・デヴルー(エセックス伯3世)でした。オリバー・クロムウェルは当時すでに議会派の騎兵隊の一員でしたが、この戦いで目立った活躍をすることはなく、重要な役割を果たすのはその後の戦いにおいてでした。

戦いの結果は「引き分け」

エッジヒルの戦いの結果は決着がつかない引き分けに終わりました。両軍合わせて数千人の死傷者を出す激戦となりましたが、決定的な勝利を収めた側はありませんでした。戦術的には議会派がロンドンへの道を封鎖できなかったことから、王党派にわずかな優位があったとも言われますが、戦略的な明確な勝者は存在しなかったのです。

まとめ

つまり、エッジヒルの戦いに「勝利した」のはチャールズ1世でもオリバー・クロムウェルでもありません。この戦いは王党派と議会派の軍事的衝突であり、結果は引き分けでした。クロムウェルが歴史の表舞台に立つのは、この戦い以降の議会派軍の再編と、彼自身の騎兵隊指揮官としての活躍によってです。